時は過ぎゆくけれども

ありがとうでいっぱいのひととき

静岡あさひテレビカルチャーのパステル画講座を、お引き受けして、もう20年以上になります。

過ぎゆく時の流れの中で、多くの生徒さんとの出逢いや別れがあります。

今回は、まだ私がこの講座をお引き受けして間もない頃から受講し続けてくださった96歳になる方の最後の受講の日でした。

高齢で腰を痛め、一人で講座に来ることが
できなくなっていたのを、
遠方にお住いの息子さん娘さんが
交代で送迎してくださり、
手のしびれ腰の痛みなど抱えながらも

「こうして皆さんと講座に参加していると
痛みも忘れて楽しいんですよ」

と参加してきてくださいました。

この日、静岡校水曜日クラスのみなさんの
家族のような雰囲気の中で、
長年ともに受講されてきた最高齢のTさんが、
卒業されることになりました。

私もたくさんのことを教えていただきました。
感謝でいっぱいです。

思い出は語りつくせないくらい次から次へと湧き上がってきます。

Tさんの描かれた絵もたくさん思い出されます。

退会という言葉でなくあえて卒業といわせていただきます。

心のこもったプレゼント達、笑顔の記念撮影、
素晴らしい卒業のひとときでした。

人生の大先輩。
いつまでもお元気でいてください。
いつでも遊びに来てください。

百日草
花言葉は、「絆」「遠い友を思う」「いつまでも変わらぬ心」「注意を怠るな」「幸福」

以前Tさんが絵の中に百日草を入れて描かれた時、
この花が好きなんです。

と話されたことを想い出しながら、描いてみました。

10センチ角の小さな絵ですが、送らせていただきました。

長い間ありがとうございました。感謝でいっぱいです。