膨らむイメージ

島田校、静岡校の生徒さん作品です。
描きながらイメージを膨らませていく。よくあることです。
それでは、ご紹介します。

擬人化、自由表現

島田クラスの生徒さんの作品です。猫をモデルに擬人化された作品です。
なんと、着物は丁寧に折り紙の柄をカットして貼りこんだものです。
イラストレーションは、伝える要素がそこに存在します。
以前広告会社の方から教えて頂いた言葉に、5つの「I」ということを教えていただいたことがあります。大切に心の引き出しにしまってあります。

interesting(興味・関心を)impact/important(影響/大きな影響力)information(伝達・情報・案内)identity(独自性)idea(発想・心の絵)

イラストを描かれる生徒さんにアドバイスするときにも、脳裏にはこの5つのIが沸いています。

さらに、ユニークな発想は、おしゃれな絵に仕上がりました。

着物は丁寧に折り紙をカットしたものが貼られています。着物のしわを意識して柄を組み合わせてパーツ分けしたものを貼っています。素敵ですね。

偶然と必然

土曜クラスの生徒さん作品です。
段ボールに描かれたこちらの絵は、段ボールに貼ってあったガムテープを剥がしたあととそうでない部分で、パステルのノリ具合が違って、それがいっそう変化をもたらしてくれています。
偶然が重なって、そこから湧き上がるイメージを膨らませていきます。
ゴールドのパステルを輝かせるには、下の色を暗くしたほうが効果的なようです。
それで、深い色合いが生まれていきました。深い色合いは、明るい色を一層輝かせていきました。
次第に必然に変わった行く様は、わくわくしますね。

まるで廃墟になった都会のビルの隙間からそれでも輝く太陽の光がさしているようですね。
心の色遊び。これからもたくさん楽しんでください。

彩りの世界

こちらも土曜クラスの生徒さん作品です。
雪の結晶をモチーフに透き通ったイメージに加えて思いのままに色を重ねていきます。

結晶を浮き上がらせるために輪郭の外側の背景部分にコントラストを強化していきながら、輪郭を出していくのですが、何度かぼやけていってしまうことがあったようです。
うっかり描いた部分に触れて、擦ってしまったようです。

実はこれは、生徒さんの中でもよくあることで、別の部分を描いているとき、折角描いた部分に手を置いてしまって擦ってしまい、ぼやけてしまうんです。そういったことを避けるには、トレーシングペーパーを描いた絵と手の間において、保護しながら描くことです。
もしくは、手があたっても大丈夫なように上から描いていくことです。

ちょっと苦戦されたようですが、さわやかな結晶のイラストが仕上がりました。雪の結晶というと冬のイメージですが、さわやかで暑い夏に眺めていても癒される絵ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です