カワセミを描く

修善寺教室の生徒さんから写真画像が届きました

三島・修善寺教室は月1回のため、中には、
LINEを通してアドバイスのやり取りをすることもあります。
先日生徒さんから作品画像が届きました。
カワセミ愛にあふれた作品です。
A4サイズのケント紙を使って描かれたそうです。
ケント紙に描くことはパステルでは
結構難易度高いのですが
見事に仕上げられました。
次回の教室で実際に見れるのが楽しみです。
繰り返して描き直していくことで、
迷いもなく描いていけるようになったようです。

以前の投稿記事より

これは以前のブログで紹介した記事ですが、
そろそろ枝垂桜も咲き出した季節になりました。
こちらのブログで紹介していきたいと思います。


構図を検討しつつ、カワセミの絵を描くことにします。

今回は、枝垂れ桜とカワセミをモチーフに
入れてみることにします。

構図を考えながらコラージュした写真をもとに
進めていきましたが、手前のカワセミどうしよう。

奥のカワセミだけだと寂しい気もするし、
桜がメインになってしまうように思います。
 カワセミの綺麗な色合いと、
お花見してるようなイメージを入れたい。

奥のカワセミと出逢いも感じられるようにしてみたい。

そんなイメージで進めていこうと思います。

とりあえず、色を入れてみよう。

ざっくり下書きを入れますが、桜の花は後で
変化していきそうなので、枝のみ入れて、
まずは、パステル鉛筆を使って
手前のカワセミから進めていきます。

こういう描き方の時は、カワセミだけを
描くのではなく、カワセミの周りの背面にも
色を入れながら描いていきます。

カワセミにおおよそ色が入ったら、背景の色と
カワセミの周りに入れた色をつなぎながら、
背景を作っていきます。

そして枝を描きながら進めます。

色をのせていくうちに、なんとなく
イメージがはっきりとしてきました。

実は手前のカワセミをどうしようか
迷っていましたが、手前に近景の桜を入れて
その枝に止まらせてみることにします。

なんとなくまとまりそうです。

手前の桜の花が見えるように背面の色を
やや濃いめにしていきます。

 

花の配置と枝を決めながら、大まかに入れてみました。

あとは、全体のバランスを見ながら、奥の桜の花を
増やしたり、背景の色合いを少しずつ変化
させていったりします。
 背景の色を考える時桜の花が、
ここにも咲いているみたいな気持ちで、
ぼんやりと色をおいています。
春風がなんとなく吹いていたらいいなぁ。
なんて考えながら…。
 そしてカワセミの細部も少し手を入れて、
また全体のバランスを見ます。

その繰り返しをしながら仕上げていきます。 

以前カワセミの羽を見せてもらったのですが、
その羽は、光の当たる角度で色が変わっていくんですよ。

描きながらあの羽は、この部分かなぁと
思いを巡らせながら描いていました。

もう一度。

逢えるでしょうか?
春風がそっと伝えてくれますか?

仕上げの時、どこで手を止めるか、いつも迷います。
これで完成にしようか、もう少し描き込もうか?

手を入れすぎて、さっきのとこでやめておけばよかったなぁ。
と思うことも多々あります。
そんな時は、数日止まったまま、眺めるだけの時もあります。