モチーフを組み合わせるポイント

以前のブログ記事から

まずは以前のブログ記事をそのまま載せますが、その後でモチーフの組み合わせについてお話ししていきます。

以前描いたクジラとオーロラ、ストーンヘンジを
モチーフに描いた絵を気に入ってくださった
クライアント様から、ご来光とクジラとモアイ像でとの依頼。
サイズもSMサイズではなくF4サイズで描くことになりました。

依頼の場合、まずはイメージを合わせていきます。

そのあと、ラフスケッチを見ていただき、彩色に入ります。

 
 まずは、クジラから描くことにします。
細かい描き込みが必要なので、
パステル鉛筆がメインになります。
クジラの輪郭が出るように背景の
空の色も入れながら進めます。
 

以前描いたポーズと同じなので、進めやすかったですが、
サイズが大きくなったことで、
描き込みも細部まで気が抜けない。
小さい時には描ききれなかった部分も
描いていくことになります。

クジラができたところで、空の色もまとめていきます。

さらに海、波、モアイと進めていきます。

太陽の光が輝いた感じにしたいのですが、
ちょっと弱いかなぁ…。
 ほぼ完成したところで、画像を見ていただいて、
修正等ご要望にできる限り応えていくようにしています。
 クライアント様に画像を送って返事待ち。

やはり、太陽光に修正が入りました。
そこで、イメージに近づけるように
サンプルになりそうな写真をいくつか用意して相談します。

 クライアント様からOKも出て、完成です。

依頼の絵は、こんな感じで進めています。
出来る限りご要望にお応えできるよう取り組みます。
気に入ってくだされば幸いです。

 
 
始まりの光

静かな心で、祈る
1日の始まり

モチーフを組み合わせてイメージを作る方法

さて、実際にはありえない世界でも、絵では、有りの世界。

イメージに合わせて、資料集めをしていきます。

とにかくたくさん資料集めします。

今回の絵の場合、光を強く表現したかったので、
朝日の画像をたくさんみました。
イメージに近い画像を探して、
陽光を自分の中でより鮮明にしていきます。

モアイ像も、様々な角度の画像を見て、
それに合わせて陽光の方向に合わせて
影を引いていきます。
実際の画像にはないので、
イメージを膨らませながらの作業になります。

全体の風景もモアイ像のある風景を組み合わせて
構図を決めていきます。

心象風景ですね。

いくつかのモチーフを組み合わせる時、
気をつけるポイントは、常に全体の構図の
バランスを意識して、
特に遠近感が狂わないようにしていく事。

そして心象風景を作り出す時、
イメージを強調して、
印象的な画面を作っていく事です。

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