母の日に

季節の流れが一層速く感じるこの頃です。先日第2火曜日は、三島・修善寺教室。今回はジンクスの雨もなく、穏やかな晴。この日のために時間を作って参加される皆さんに感謝です。
皆さん会話も弾んで、和気藹々と楽しい時間を過ごされています。

 

母の日に間に合うかしら

三島・修善寺教室は、毎月1回のため季節も先取り。
以前から、母の日に向けて取り組まれていた生徒さんの作品です。

まずは、枠描きからスタートします。
枠描きは、細かい方が仕上がりが綺麗です。

こちらの生徒さんは、刺繍のデザインを参考にして
枠のデザインを作られました。
とっても素敵な仕上がりで、中の絵を引き立ててくれます。

カーネーションの花を描くことにしましたが、
細かい花びらに苦戦。

写真を見ながら描き進めるのですが、
自分がどこを描いているのかわからなくなるくらいでした。

私にも経験あります。
ここはどこ?の世界に迷い込んでわからなくなってしまいます。

リアルな表現で細かすぎて迷い込んでしまうことは
結構アルアルです。

忠実に描くことにばかり囚われてしまって、
全体がなんともイメージ通りにいかず、
写実的な表現からどんどん離れてしまい、
描き込みすぎて、くすんでしまうんです。

そんな時の救いの一言。
それは、「伝われば良いんです。」

一旦離れて、全体の色合いを見極めます。
そして色合いだけを画面に乗せていきます。
この時点で、影の暗い部分もきちんと押さえておきます。

あとは、ハイライトの部分を、白を使って
ギザギザの先端の印象が伝わるように、
ギザギザの方向に注意して大胆に描き込みます。

結構それらしく見えてくるもんなんです。

というわけで、仕上げられた作品です。
何とか母の日に間に合いそうです。
優しい色合いのカーネーションが心に暖かく素敵ですね。

花の季節は巡り、夢を乗せて

修善寺クラスでは、来る季節に向けて、菖蒲の花にトライされ、完成されました。

以前描いた私の菖蒲の絵を見ながら、
部分的に切り取って10センチ角で描かれた作品です。

画像自体が、ぼやけてしまっていた部分もあって、
描きにくかったと思うのですが、パステルのぼかし、
色合いで、優しい絵になりました。

菖蒲の花が咲く頃。
雨の降る日に雫が煌めき、
耳をすませば、雨音の囁きを聞いている菖蒲の花が
凛と立っているんでしょうね。

そんな印象の絵になりました。素敵ですね。

教室の中にいて、皆さんのおかげで、私もたくさん学んでいます。

パステルで描いていて過去にたくさん失敗した分
そんな時はどうしたら良いのかの、コツは
私の引き出しにたくさんあります。
だから安心して思い切って描いてください。
まだまだ未熟な私ですが、これからもよろしくお願いします。