薔薇を描く

以前の投稿より

薔薇をモチーフに描いてみようと思います。

薔薇の花の種類はたくさんありすぎて、かなり迷いました。どんな感じに仕上げようか？イメージがなかなか固まらない。

そんな時には、固まっていくまで、写真画像をたくさん見ていきます。

写真画像を見ているうちに、少しずつイメージが固まっていきます。鮮やかな赤い薔薇一輪、光をいっぱい感じられる薔薇の花、アンティークなイメージを持たせた薔薇。いろいろ考えて最後のイメージで描いてみようと思います。

錆びついた時計、シックな色合いの薔薇この組み合わせでいけそうかな。

背景の時計を描いていきます。

錆びついた、古い時計の文字盤を描くのは、とても楽しいです。

描いていると、色の重なり具合は、宇宙を描いている時の感じに似ています。

錆びついた古い時計を背景に入れて、アンティークなイメージが出せたらいいかな。

 

薔薇の花を入れながら進めていきます。

この絵には、黒色も結構使いますが、単色の黒ではなくて、そこにはさまざまな色を混色していきながら、赤系の黒だったり、青系の黒だったり、グリーン系の黒だったりしています。

二つ目の薔薇を入れながら、アクセントになる可愛い丸い実を入れていきます。

二つ目の薔薇は、かなり黒っぽい感じの薔薇なのですが、影をつけていきながら、花びらの輪郭がわからなくなりそうです。

そこで、一枚ずつ丁寧に輪郭を見せるべく花びらの輪郭線に白を細く入れていきます。

あとひとつ。すでに描いた二つの薔薇の中間ぐらいの色合いの薔薇。

明るい未来、過ぎゆく過去、そして現在。みたいな印象になりそうです。

 

今回薔薇を描くのに主に使ったパステル鉛筆です。

この絵は、ほとんどパステル鉛筆を使いました。

 

広い面があまりないので、指でぼかすのは無理。シェーパー とパステル鉛筆で混色しながら仕上げています。

現在-過去-未来

月日が流れ、今憶う。

静かに穏やかに。