毛並みの表現っていろいろ
動物を描く時、描き込みすぎてイメージが
崩れてしまうことありませんか?
私は、よくあるんです。
毛並みを描き込みすぎて動物の可愛らしさから、
離れていってしまうことがあります。
これは、動物に限らず、他のモチーフでも言える
事ですが、夢中になって書き込んでいるうちに
全体を見ずに進めてしまい、ひと息ついた時に、
全体を見て???
イメージから随分と離れてしまうことってよくあるんです。
左側の絵は最初に描いたもので、
これは表情はイメージに近いのですが、
描き込みすぎて、重い感じになってしまったものです。
そこで、もう一度描くことにしました。
毛並みを描き込みすぎない様にして
パステルのソフト感を引き出せる様に仕上げてみました。
仕上がりのイメージは、描き手の個人的な決め事になるので、
あくまで良し悪し、好き嫌いはおいといた話ですが…。
動物の毛並みを描く時のポイント
ここでは、ぼかし込みながらぼんやりとした感じで色を置いていきます。
⒉ 輪郭を意識して影色を付けていく
次に、毛並みで隠れている輪郭を意識しながら
影色を入れていきます。
ここで輪郭を意識しないでいると、
形はどんどん崩れていってしまう様です。
シェーパー を使って流れを作っていきます。
ここでも失敗しやすいのが綺麗に同じ太さ、
幅、長さなど揃えて描いてしまうことです。
綺麗に揃いすぎてるのは逆に不自然な仕上がり
になってしまいます。
⒋ 毛先を描く
全体を見ながら、毛先の方向、長さ、隙間を
意識しながら、毛先の描き込みをしていきます。
シェーパー は、この作業にはとても便利です。
毛先は細く消えていく様なタッチで、描きたいですね。
それと練り消しゴムを使って
広がりすぎた毛並みを取ったり、
毛先の隙間作りに有効です。
⒌ ハイライトはどこに?
全体を見ながらハイライトの光った
毛並み部分には白をよく使います。
例えば黒い箱でも瓶でも構わないですが、
光が当たっている部分の色は、何色に見えますか?
光が強く当たっているほど白っぽくなっていませんか?
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