多くの生徒さんが、その人ならではのタッチでオリジナリティのある絵に仕上げていかれることが、私にとっても嬉しいことです。
生徒さん一人一人その人らしさのある絵であってほしいと願っています。
技法などアドバイスしていますが、表現者はそれぞれ違います。生徒さん作品をまとめて展示していても、皆さんらしさが溢れていて個性的です。
初めのうちは、教える先生の作品に似通った印象になることもありますが、作品が増えていくごとに、自分は何を描きたいのか?どんなタッチが自分らしさなのかを模索していくようです。
なので、迷い道も遠回りも、時には後戻りもあるかもしれませんが、確実に自分らしい絵になっていきます。
実は私自身まだまだ模索中なんだと思います。
何故なら、今の作品が1番いい出来で、次はもっと良い作品になる。
そう心に言い聞かせたりしています。
では、生徒さんの作品を紹介していきます。
同じモチーフで模索中
こちらの生徒さんは同じモチーフを使って遠近法や、
空、雲など描き方を模索しながら、感じたことを絵に込めて描かれています。
星空が綺麗だったこと、ひまわり畑のその先に見える富士山、赤く染まる富士山とドクターイエローが走る様子、ひまわり畑を周遊するバス。
パステルを塗り込みすぎてくすんでしまわないように気をつけながら頑張って取り組まれています。空の雲も素敵です。赤いバスが走る向日葵の道もほっこりします。

そして同じ方の作品ですが、幻想的な印象で描きたいとのことで、
取り組まれたのがこちらです。
私がアドバイスしたのは、はっきり見せる部分と
ぼんやり見せる部分があると幻想的になりますよ。
ポイントとしてはっきりさせる部分を指摘させていただきました。
あとは気ままに色を乗せた背景と小鳥の視線の先の木の実。
なんだか不思議空間に入ったみたいです。素敵ですね。
大好きなムーミンをこの額に入れたい
こちらの生徒さんは、今回2点仕上げられました。
初めは、小鳥。
以前私が描いたフェアリーレンという小鳥を
描いてみたいそうで、取り組まれました。

時間がまだあったので二作目にトライ。
100円ショップで見つけたこのフレームに大好きなムーミンを描いて入れたいと、取り組まれました。

紙もフレームに合わせて楕円に切って描かれました。
素敵ですね。実は彼女はムーミンの世界の中でも
ニョロニョロが1番好きなそうで、
ムーミンのそばにちゃんといるんですよ。
額に納めてみるとこんな感じになりました。

ニョロニョロが、一体かくれんぼしちゃったけど、
楽しいですね。
素敵なクリスマスになりそうです。
皆さんのそれぞれの世界観が伝わります。
これからも楽しみです。










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