気球に乗ってみたい

月に一度の三島・修善寺教室ですが、毎回参加される方もいれば、状況によりランダムに参加される方もいます。

そんなフリーな教室での様子を紹介します。

時間をかけて取り組む生徒さん

三島教室の生徒さんたちの様子です。いつの間にか、一回で完成するのではなく、自分のペースで進めていけるようになっています。

構想をお話ししていただき、写真をご自分で撮影してどう表現して行きたいのか、何を描きたいのかなどお話の中から、テーマがより確立して行きます。
今回は、富士山の雪と山肌の境目の部分の表現や、空のグラデーションから山の稜線の表現を中心に取り組まれました。
防風林を描き始めた時、ただの木ではなくて、自然の織りなす強い風から受ける防風林であることを再確認しながら、この木、風でこんなに枝が曲がっているんですよと話してくれました。

この感性がとても大切なポイントだと感じています。それを感じながら描くのと、ただ描くのとでは、仕上がりに違いがあると感じています。
描いていくうちに、まだまだ世界観が広がっていくようです。
楽しみです。

こちらは、ガラスに映る少女をモデルに取り組まれています。
髪の毛をかきこみすぎて、少し重い感じになってしまったので、練り消しゴムで、色を抜きながら、調整するところから始めました。
つたないアドバイスでしたが、見事に毛先などふんわりと仕上げています。

髪の毛を描く時には、光の当たる部分と髪の毛の色の濃い部分を意識して、色をおいていき全体のバランスを見ます。そして毛先は線で止めてしまわないで、背景の色をメインに数本描くような感じで仕上げていきます。描き込みすぎると重くなってしまうので注意です。肌の部分に髪の毛の影を入れることで、髪が独立しないようにします。

ガラスに映る少女は、光を意識して、透けるような印象で表現していきます。
実際の写真では、わかりにくい部分だったり、いらない部分もあります。そんな時はそっくり忠実に描くのではなく省略していきます。別なものに置き換えることもあります。

さらにイメージが膨らんでいくようで、楽しみです。

今回の三島教室はお二人の参加でしたが、じっくりと取り組まれていました。完成まで楽しんでください。

個性豊かな修善寺教室

今回は、遥々横浜から来てくださった2回目の参加の生徒さん他、常連の生徒さんの参加でした。

キャラクターを作る

いつも小品を一回で完成される方ですが、今回は、キャラクター作りからの相談。
キャラクターを作るにあたって、私が、まずお勧めしているのが、
キャラクターのプロフィール作りです。性格や、年齢、身長、体型はもちろんですが、どんな暮らしなのか、キャラクターから見た周りの存在、景色、背景などもできるだけ詳しく考えます。
そこからキャラクターの個性を引き出します。
キャラクターらしさを引き出すためのデフォルメも考えていきます。
そして、実際にキャラクター像を描いてみますが、正面、横、できれば後ろ姿も並べて描いてみることをお勧めします。

決めポーズや、癖、特徴的なしぐさなども印象付けるポイントになります。

どんなキャラクターになって動き出すのか楽しみです。

秋のひなちゃん

そして引き続き描いている愛猫ひなちゃんの秋バージョンも、後少しで完成しそうです。
今回は、石段の表現に取り組みました。

詳しくは、完成したらじっくり紹介していきます。

お楽しみに!

気球に乗って

横浜からお越しいただいた、今回2回目の生徒さんは、先日あのカッパドギアに行って気球に乗ってきたそうです。

わぁ!憧れのカッパドギア。いいなぁ。
旅のお話をいろいろ聞かせていただきました。気球って定員4〜5人ぐらいかと思っていたのですが、15〜16人ぐらい乗れる気球だったそうです。太陽が昇る前の暗いうちにスタンバイして、一斉にたくさんの気球が空に上がっていくそうです。
1時間ほどのフライトで、夜明けの朝日を見ながら眼下に朝日に照らされるカッパドギア。
谷を上手にすり抜け、着地もトラックの荷台にちゃんと着地。操縦してくれる方すごいですね。

そんなお話を聞きながら、描かれたのがこちら。

素敵です。朝日の輝きを強調していくには、暗い部分もしっかり暗くすると輝きが増します。鉛色の青から朝日の明るい色へと変化していくグラデーションの表現は慎重にぼかしていくのですが、作者の個性が出ますね。とっても素敵です。

ついでに、カッパドギアの写真も何枚かいただいて、絵の資料にして描いていいと、了解をいただきました。
ありがとうございます。是非描かせていただきます。

三島・修善寺教室は、その日の30分単位の時間制で受けていますので、フリーで参加できます。
機会がありましたら、また教室にもお越しください。

素敵な時間をありがとうございました。