パステルで描くのに、どの大きさの紙に描いたら良いか迷う事はありませんか?
紙のサイズは、描くモチーフや印象を伝えるのにも変わってきますが、
パステルで描くのに小さすぎると描きにくいですよね。
指でぼかしたりしていくし、クレヨンみたいな形のパステルですから、
細い線や細部の描きこみにはそのままでは厳しいです。
はじめは、F4サイズやB4サイズぐらいの大きさの紙に描くと、
描きやすいかもしれません。
それでも、細かい部分を、描きこんでいく必要がある場合、
パステル鉛筆や、シェーパー、アルコールと筆、型紙など
駆使して細部の描きこみをしていきます。
私も始めたころは、F4サイズがメインで、B2サイズ、
全紙サイズなどの絵を描いていました。
最近は、SMサイズがメインでF4、F6サイズ、A3サイズも描きますが、
10センチ四方の小さい画面も描いています。
ここで実感したのは、小さい画面を描くことで、かなり細部の描きこみの
スキルが上がっていったと感じています。
小さな画面で細部を描くことで、大きな画面でもこのスキルが生かされていると感じています。
百日草再び
先日、百日草を描いてプレゼントしてから、
なんだか、衝動的にもう一度描きたくて、
道端の百日草の花がいとおしくて、描いてみました。
百日草の花の中心部分にかわいい黄色い花があって
よく見るといっそういとおしい気持ちになります。
百日草の花言葉は、絆・遠い友を思う・いつまでも変わらぬ心・
幸福などがあります。
花の寿命が長いことから、浦島草や長久草などの別名もあるそうです。
パステルの鮮やかな発色は、夏の光を浴びた百日草を描くには描きやすいモチーフですね。
花びらの奥行き影の強調。
中心部分のかわいい黄色い花は、黄色部分を見せるように
外側の濃い茶色い部分を描くことで黄色の輪郭を表現していきます。
オッドアイの北極ギツネ
ネットで狐を調べていたら、北極圏に生息する狐を見つけました。
これまた愛おしい。
見た目はキツネの印象よりも犬?といったイメージでしょうか。
極寒の地で生息できる体系なんですね。
太陽の光と、氷原と白い狐。
ここでは、同じ白でも、○○がかった白色が様々に使われます。
微妙な白色の変化に注視しながら、描き進めていきます。
パ ステルで白く入れた後にパステル鉛筆で、
色に変化を加えていきます。
太陽光の白、氷原の白、北極ギツネの白。
それぞれの質感が出せたらいいなぁと、
光はくっきりと強くパステルで直接描いています。
氷原は背景なのでぼんやりですが、冷たい印象を大切に描きこんでいきます。
そして、北極ギツネはふさふさした毛並みを意識して
境界線部分にパステル鉛筆で細かな毛先を加えています。
より、インパクトを持たせたかったので、オッドアイにしました。
富士山とカワセミ
6月ごろのカワセミの雛の写真を友人からいただいたので描いてみることにしました。
一目ぼれですね。
富士山を見せてあげたくて・・・。
まぁ三島のカワセミさんですから、富士山はよく見てるんだろうなぁ・・・。
まずは、背景の富士山。
6月にしては、富士山の雪が、若干多いですが
大好きな富士山が美しい印象で背景に入れたかったので
このくらいにしました。
空とカスミの部分はパステルをぼかしながら色を入れましたが、
富士山やカワセミはほぼパステル鉛筆です。
木立の緑は、パステルで点描で描いたり、練消しゴムで色を抜いたりしています。
それぞれ違った小さい作品ですが、細部の描きこみの様々な表現が含まれています。
細部の描きこみは、私自身、構図のまとめ方、技法のスキルアップにつながっています。
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