ソフトパステルの色たち

パステルの白

パステルの色数は、とても多いです。
白っぽいパステルにも結構違いがあります。
その中で私がよく、使い分けている2色があります。

レンブラントのソフトパステルを使っていますが、
このメーカーのパステルに落ち着くまでに、
いろいろ試してみました。
発色、のび、混色具合など。
私に、しっくりきたのがレンブラントのソフトパステルでした。


その中で白っぽいパステルは、よく使います。
写真の左側が、100.5番のホワイト
右側が、202.12番のディープイエローです。
上は、直接パステルを擦り付けた場合、
下は、粉にして擦り付けた場合のものです。

白を際立たせたい時、くっきり出したい時には、
100.5番を使います。

ただし、混色にはやや相性が悪い気もしています。

逆に、やや生成りっぽい白の202.12番は、
他の色との混色にも相性が良くのびもいい感じがします。
白を際立たせたい時にはあまり使えないです。
 

他にも白っぽいパステルがありますが、
画材店で試しに購入して使っています。

あまり厳密に分けて使っていませんが、
白っぽいパステルは本当によく使います。

雲を描いたり、波を描いたり、光を表現したり、混色したり…。

私には欠かせない色のパステルです。

思い出の色

もう30年以上前のことです。
長野県原村に2泊だったかなぁ、
水彩画の写生会のようなイベントがあって、
参加させていただいた時のことです。

水彩で描くのは、小学生の図工などでも
馴染みがありますよね。

当たり前のように、学校の授業で
絵の具を使っていましたが、それ以外で
水彩絵の具を使って描くことなんて
ほとんどありませんでした。

初めて参加して、知らない人ばかりの中で
どうしたものかと不安もありつつの一日目。

なんとなく絵の具と紙を持って
広い原村のあちこちで場所を自由に決めて
皆さん描いていたように記憶しています。

そんな時に、参加者の方で声をかけてくださった
絵描さんがいました。

二日目はその絵描きさんと一緒にまわった気がします。

風景を描くのに、その方は、地平線を境に
薄い色分けを事前にされていました。
 その時教えてくれたのが遠い部分に使う色。

ただ目の前で、絵の具を合わせながら、
「こんな色を作っとくといいよ」と。


記憶の中の色は、この色に近かったように思います。

それから、私にとってはこの色は、
かけがえのない色になっています。

画材店でこの色のパステルを見つけた時には、
あぁ、あの時の色だ!とワクワクして購入しました。

これらのパステルは、寒色系のパステルと混色するにも
結構相性がいいですよ。

あの時出会った絵描さんがこうも話してくれました。
「絵描きになるなよ。苦労するよ。」など、
アドバイスもしてくれました。
他にもいろいろお話ししたと思うのですが、
記憶が曖昧で…。

それでも今まであの時、絵描さんに
声をかけていただいて、
時間を共有できて、未だに大切な思い出です。

今どうしているのかなぁ。

ありがとうございます。
今だに、私は絵を描いています。

まとめ

以前の投稿記事から再掲載しましたが、
私にとって、白いソフトパステルと
思い出の色のソフトパステルは、
多分この先ずっと離せない色なんだと思うのです。