10センチ角の小さなイラストを描く時

以前の投稿から抜粋して、小さなイラストを
描くポイントを紹介していきます。
10センチ角サイズのイラストを描いてみます。
パステル鉛筆を使って描くのですが、
小さいから早く仕上がるわけでもなく、
鉛筆を指でぼかしこむのと同じように、
筆圧を軽くして小さい回転でくるくると動かしながら、
描き込んでいきます。

普段使う用紙が、凸凹感が大きいので、今回はきめの細かい凸凹の少ない用紙を使ってみます。白象画学紙を使いました。

パステル鉛筆との相性もいい感じです。 

しろくまの親子

まずはシロクマさん。白だけど、そこには、
暖色系の色を混色して、温かみと優しい感じが
出せるようにしていきます。
筆圧は、紙に触れているかな?ぐらいの感じで混色しています

ペンギンさんはひまわりが好き

次のペンギンさん。
ペンギンさんの暮らす世界は、冷たい世界だけど
きっと心は、ひまわりみたいに元気で明るいのかなと、
背景に入れてみました。

ペンギンさんの毛並みのフワッとした
感じが出せたらいいなぁと、混色しながら、
仕上げにバイオレットグレーを使って
くるくると小さな回転で色をのせています。

ライラックの花

ライラックのズーム。
花を描こうと画像をいろいろ見ていたら、
ライラックの花のズーム画像が結構見つかりました。
ひとつひとつの花が可愛らしくて、
描いてみることにしました。

花だけでは何か物足りない。
描いていて、なんだか足りない気がする。
そう思うことはありませんか?

わたしは、結構そういった場面があるんです。
モチーフひとつだけを描くのではなくて、
他のものを組み合わせたりして世界観を広げていくんです。

ここでは、てんとう虫を入れてみます。
てんとう虫は、幸運を知らせるメッセンジャー。

てんとう虫さんの目線なら、ライラックの花は
きっとこんなふうに見えているのかもしれませんね。

パステル鉛筆を使うと細かい描き込み、
小さな絵を描く時には、かなり有効です。

指で筆圧を軽くしてぼかしていくように、
パステル鉛筆でも同じようにぼかしていくのがポイントです。

そして、用紙も、凸凹の少ない方が向いているような気がします。