自由に描くことを楽しんで

自由に描いていいですよ。決まりはないですから。の言葉に迷って進められないことってよく見受けられます。

土曜日クラスの中で最年少の小学4年生の生徒さんは、自由に描いていいですよの言葉に迷いもせず描いていきます。多分私でも、自由にと言われると迷いながら、あーでもない、こーでもないと固定概念が邪魔をすることがあります。

見せ方、表現のテクニックなどは、その後でついてまわる事で、教室で大切にしたいと常々思っているのは、描き手の個性を最大限引き出したいと思っています。

今回は教室の皆さんの様子をチラッと紹介します。

自分のモチーフをこの森に入れてみたいとイメージ作りを兼ねて、新聞紙にパステルで森を描いています。
どんな絵に仕上がっていくのか楽しみです。

人物、目鼻など顔の表現や髪の毛の表現など練習中です。
生きた線を描くための、筆圧、線の力の入り方、抜き方、線を描く時のスピード配分など練習中です。

パステル鉛筆を駆使して、人物の肌の色、表情などの表現を、自分のタッチで描けるよう模索中です。自分のタッチを安定して描けるようになるためには繰り返し描いていく事です。

パステルで奥行きや重なり、輪郭の表現に加えて、想いを色に乗せていくことにトライしています。色使いは、使うパステルでどんどん変化します。そしてそれが個性につながっていきます。

自由に描いていいですよに龍を描き出しました。鉛筆でのしたがき、トレース、本番といった順序だと面倒な気持ちになってしまいそうで、ここは、シルバーの筆ペンでいきなり描いてみてもらいました。
筆ペンを使うと筆圧が面白いように伝わります。消すことはできないけど、鉛筆でなんとなく下描きしたところに筆ペンで描いてパステルで色をつけていきました。
あとは、浮き上がらせるテクニックを少々。

みなさんそれぞれ描きたいものを自由に表現できるために、つたないアドバイスですが、頑張ってくださっています。

皆さんの作品に関わることができて、感謝です。

これからも楽しんでください。