パステルを粉にして描く

ー以前の記事よりー
ソフトパステルを使って描くとき、直接紙に描く事もありますが、私の場合粉にして描く方が多いです。
紙の上にパステルの粉を落として指でぼかし混んでいきます。
 
このとき、重宝するのが、このスパッタリング用の編みなんです。
 
サンドペーパーの上で擦って粉にするとか、カッターで削って粉にするとか、方法はいくらでもありますが、用は粉にして描きたい部分に落とせればなんでも構いません。
 
始めた頃は、本を読んで、サンドペーパーの上で擦った事もありましたが、なんだかサンドペーパーの上についたパステルがもったいない気がして、それからはずっとこれを使っています。
 
使用する紙によって粉の入り具合に差がありますが、あとはひたすら指で粉を紙の目に埋め込んでいく気分で、粉を広げすぎないように小さい回転でくるくると…。
 
指で刷り込む以外にも、パステルブラシを使う事もあります。
 
パステルブラシと言っても、大きさや形もいろいろありますが、専用のものでなくても、100円ショップのメイク道具あたりにあるものでも充分まかなえるようです。
 
写真のブラシの違いがわかりますでしょうか?
 
左側のタイプの方が、フワッとソフトに、右側の方が、多少ムラが出ますが色は濃く着きます。
 
私は初めに右のブラシが平らなもので塗り込んだ後、左のハケのようなブラシで軽く全体を整えるのに使います。
ブラシの大きさによって、広い面積から狭い部分までざっくりと塗ることができます。
 
ただし、指で擦って塗り込んでいくのと違って、薄く塗る仕上がりになります。
たくさん塗り込もうとしても、ブラシが箒で粉を掃出してしまうように、なるからです。そんな時には、フィキサチーフで一旦定着させてから、さらに粉を落としてブラシで塗り込むことを何度か繰り返すことで、濃い塗り込みができます。
 
 
私はあまりブラシは使わないですが、写真の様に、絵の外枠を描くときなど、ブラシで、色を入れ、白ボールペンで模様を描き入れ、ブラシで調整していく時に使います。
 
中の絵はその後に、指でぼかし込みながら厚塗りしていったものです。
 
 
 
 
パステルを粉にして描くにもいろいろ変化がつけられますよ。
いかがですか?
パステルで描く楽しみに、こんな事も試してみてください。

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