8月の三島・修善寺教室は台風でお休みで、
なんだか久しぶりの感覚でしたが、
生徒さんから始まる前に
お散歩しましょうと連れて言っていただいたのは、
駿河平と言う場所でした。
三島から車で少し行ったところです。
銀杏並木を抜けてまるで別荘地のようなエリアの中に公園がありました。
側には美術館も。吊り橋があると言うのでそこまで行ってみることに。
この日は暑い日差しでしたが、木陰は心地いい気分です。
吊り橋を渡り始めると沢のせせらぎが聞こえてきます。
吊り橋を渡って下の沢に降りていくと小さな池があります。
ガクアジサイも咲いていました。
あまり時間がなかったので、早々に戻る途中、
足元にはキンミズヒキも咲いていました。
かわいい花です。
楽しい時間をありがとうございます。
線を面に
三島教室に参加の生徒さんたちは、回を重ねるごとに
取り組む作品のサイズも様々で、一回では完成しませんが、
オリジナリティは確実に体得されているようです。
次回には完成しそうです。
こちらの生徒さんはずいぶん前に
描きかけていた絵を見ながら、自分に課題を設けて取り組んでいます。
一枚目は以前の描きかけです。以前写真を撮らせてもらったものです。
2枚目は蓮の葉の縁の線が気になったので
面になるよう手直ししたものです。
線を残すのではなく面や空間に、線の色を繋いでいくようにして
境界線の表現をしていきます。
これを描いていた頃よりも、ずっとパステルに馴染んでこられた生徒さんの
今はこんな感じで進めています。
表現が柔らかく面の作り方も丁寧に取り組まれています。
ご本人のオリジナリティある絵に仕上がっていくのが楽しみです。
色を見て感じた色を混色する
修善寺教室では3名の方が仕上げられました。
こちらの生徒さんはご友人から送られた
空の写真を見ながら描かれました。
一見シンプルに分かれた空の色ですが、
よく見るとそこには〇〇っぽいと感じる色がたくさん含まれています。
それを混色していくほどに
絵の世界観に深みや奥行きも出てきます。
さらに遠近感を表現していくために
右手前の波と左奥の波に変化をつけて、
長く続く海岸線を表現しています。
不思議を見つける感性豊かな方ならではの、
個性がますます生かされていくようです。
色の表現
もうじきお月見ですね。
こんな感じでと画像を見せてくれました。
加えて色合いに変化を持たせて描いてみることになりました。
満月の月を綺麗にまんまるにクッキリさせるのは
シンプルですが意外と大変です。
境界線をしっかり出すために
パステルが混ざらないようにしていく必要もあります。
型紙を使うのが便利です。
こちらは月明かりの柔らかな空気感を
出していきながらすすきを加えています。
なのでクッキリした満月ではなく
月の光がぼんやりと周りの空気を染めている印象です。
夜空ですが、あえて暖色系を強調した夜空にしています。
パステルブラシでの表現
実はこちらの生徒さんが用意された画像も
全く同じ画像を選んでこられました。
ただ、こちらの生徒さんは空を
黒でクッキリとした感じで仕上げたいとのこと。
そこでこちらはパステルブラシを
使って描いていくことにしました。
パステルブラシで黒色の背景を入れます。
月の部分は消しゴムで色を抜きます。
そしてフィキサチーフで定着。
この作業を黒色が自分の好みの黒色になるまで繰り返します。
パステルブラシで色を入れると、
淡い感じで入りますが、濃くしていきたい場合には、
フィキサチーフで定着させて塗り重ねる必要があります。
同じ見本画像でしたが、
描き手の表現したいものや技法で変わりますね。
皆さんの個性が十分反映できて、
思いのまま表現できるよう
お手伝いさせていただこうと思っています。
至らない面もありますが、よろしくお願いします。
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