それは、同じクラスの生徒さんに3人目の赤ちゃんができた頃の
もう少し前のことでした。
同じクラスの生徒さんが、その子どもたちをモデルに絵本を作りたいと描き始めて、子どもたちの成長をずっと感じながら、描き進めていかれました。
一枚の絵と違ってキャラクターがそれぞれちゃんと判別できるように描きわけるのはなかなか難しいことです。
描いていくうちに、タッチがかわってしまったり、もう一度描き直したり。
2人のモデルが、3人に変更。
画面構成も、一冊の本にしていくには、ページ割り、構成、文字は入れるのか?など描くだけの要素ではない部分もたくさんあります。
本なので、見開きで構成していくため、中心部分に切れ目が入っても違和感ない構成が必要です。
とはいっても販売目的ではなく、今回の想いは、素敵な子どもたちへのプレゼントと、本人の何か形にしてみたい。を優先して作ることになりました。
写真集、詩画集みたいな感じで構成すれば、いけそうですね。と話しながら、
ようやく手元に本が…。
描き始めて、気が付けば七年ほど経ったようです。
原画は、30枚以上かな?
始めは、描き手本人らしさがやや控えめで、描き進めていくうちに、本人らしいタッチで楽しい構成になっていきました。
おめでとうございます。
本という形になって、ページをめくるたびに、日々の小さな喜びや感動が、甦ってくるって、素敵な人生の宝物ですね。
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