こちらは、以前の投稿記事をあらためて投稿しています。
ソフトパステルと併用してよく使う画材の一つにパステル鉛筆があります。
パステルで描く時、細部の彩色、細かな影を入れる時にはもってこいの画材なんです。
パステル鉛筆もメーカーによって、描き手の相性もあるようです。私が使っているパステル鉛筆は、スタビロ(左側)ですが、色鉛筆のような太さの鉛筆なので、鉛筆削りでの削りやすさが好きです。
色の伸びからいくと、カランダッシュ(右側)の物もよく使います。
鉛筆の太さが微妙に太いのかなぁ。と思いつつ、使いやすさと伸びの良さで愛用しています。
パステル鉛筆を使う例
細かい部分やライン、ピンポイントの強い影部分など指でぼかしていくには難しい部分など、パステル鉛筆を使っています。
それでは、パステル鉛筆をどんなふうに使っているのか紹介していきます。
雫を描く
意外と簡単にできてしまう雫。光と影の調整でかけてしまうのですが、パステル鉛筆を使うのが効果的な場合が多いです。写真の水飛沫もこれで描いています。
カラーペーパーを使って白のパステル鉛筆を使っています。
船の柱など細かい部分もパステル鉛筆です。
では、シンプルに雫を描いてみます。
写真の水滴は、まず、背景の色をソフトパステルでぼかし入れます。
次に白のパステル鉛筆で水滴の形を入れ、光と影を描き入れます。
使ったパステル鉛筆は写真のものです。
どんな場面で使うかはそれぞれですが、ポイントさえ押さえておけば、意外と簡単に描けそうです。
光を強く表現するには強い影が必要ですね。
夏の眩しい日差しにはくっきりとした影ができますよね。
くっきりと見えるのは強い影色
パステルは、指でぼかしていくことが多くて、シャープなラインやくっきりと差をつけるのはちょっと苦手かもしれません。そんな時重宝するアイテムの一つがパステル鉛筆です。
写真の絵は、葉の重なりや奥行きなど細かい部分でパステル鉛筆が活躍しています。
よくパステル教室で生徒さんに伝えるのが、そのラインを見せるためにその背景の色で表現してみましょう。
とか、切れ込みの深い部分にピンポイントで濃い色を入れてみましょう。とアドバイスすることが多いです。
黒に近いぐらいの濃い色がどのように入っているか見てみてください。
葉の一枚一枚が判るように、葉の輪郭を見せるための背面の色の差を見つけてみて下さい。
同じような色合いでも輪郭が判るように細工しているんです。
細部や影にはパステル鉛筆が有効な画材です。
細かい部分にはやはりコレ
画面が小さい絵など細かい部分を描くには指では難しい。
パステルで直接描いても厳しい。そんな事もよくあります。小鳥を描いていて目やクチバシなど描くにも重宝しています。
このパステル画は、モチーフにした小鳥は、目がとても可愛らしくて、それが描きたくて、パステル鉛筆で顔など細かい部分を描いたものです。
ふっくらとした、微妙な表現にもパステル鉛筆で指の代わりにうっすらと混色を重ねています。
パステル鉛筆の筆圧を軽くして滑らかに小さい回転でくるくると混色していきます。
小鳥への想いと共に、ヨシヨシと撫でてあげるように…。
今回は、パステル鉛筆について紹介しましたが、今後も作品を交えてパステルで描く上での失敗談などなども、紹介していきます。
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参考にさせていただきます。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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